皆さんこんにちは
ポイ活でガジェットを購入し楽しんでいる『ポイガジェ』(@poi_gadget)です。
今回は私(ポイガジェ)が今まで買ってきたレンズの中で一番満足感のあったレンズである,『EF600mm F4 L IS Ⅱ USM』について簡単にまとめてみました。
実際に使ってみての一次情報をお伝えいたします。
この記事の目次(クリックをすればジャンプできます)
レンズ概要
EF600mm F4 L IS Ⅱ USM
長さ:44.8cm
質量:3920g
最短撮影距離:4.5m
発売日:2012年5月31日
デカい&重いですね!
デカいし重いけれど実際使ってみるとそれ以上のメリットが大きすぎる最高のレンズです。
古いレンズになるけれど,実際写りはどうなんだろう?
他のレンズと比べてみると,EF300mm F2.8 L IS Ⅱ USMより少し新しく,EF100-400mm F4.5-5.6 L IS Ⅱ USMよりもちょっと古い感じです。
EF300mm F2.8 L IS Ⅱ USM 2011.8
EF600mm F4 L IS Ⅱ USM 2012.5
EF100-400mm F4.5-5.6 L IS Ⅱ USM 2014.12
どちらも全然現役で使われているレンズなので思ったよりも古くなくて安心です。
作例
とりあえず作例を何枚かお見せします。
百里基地航空祭で撮影したF-2戦闘機です。ほぼトリミング無しで機体を目いっぱい画角に入れることができます。400mm程度のレンズを使っていると航空祭では少し足りないなと感じます。600mmのちょうど良さを感じます。
羽田空港付近の東扇島東公園から撮影。離陸するB787をドアップでの撮影ですが,テレコン2倍を入れています。(1200mm)大きな画質の劣化はありませんし,AFの遅さもほとんど感じません。
画角に機体を入れることが一番大変です。
近所の川で撮影したカワセミです。距離はおよそ9mくらいでしょうか。トリミングをしていますが,ある程度距離があってもこれだけ解像したら満足だなと感じます。もちろん鳥との距離がもっと近ければさらに解像しますが。ヤマセミなどの警戒心の強い鳥はブラインドテントなどを使用すると近くで撮影することができます。
馬頭星雲を撮影しました。露光量不足感は否めませんが,600mmの使用で結構いい感じに写ってくれます。あえて望遠鏡を買わなくてもこれだけの写真を撮ることができます。
赤道儀に関してはこちらの記事をご参照ください。ビクセンの一番安いモデルの赤道儀を使用しています。
星雲撮影には赤道儀が絶対に必要ですね。
使用感
まず一番気になっている重さや大きさに関わるところについてです
確かにそこが一番気になります!!
レンズだけならばちょうど入ります。
残念なことにレンズにボディも付けた場合には入りませんので,別のカバンを使用することをご検討ください。
ただしいろいろと調べてきた中ではこの組み合わせが一番よさそうです。
ほかにも持っていきたいレンズもありますもんね。
安いレンズではないのでレンズカバーを付けて保護しています。結構気に入っています。
いいなと感じたところ
このレンズを使っていていいなと感じたところはたくさんありますが…
①描写が素晴らしい
いろいろな望遠レンズを使用してきましたが,それらと比べてもおそらく一番いい写りです。結局短いレンズを使うとトリミング前提といった運用の仕方になってしまいますが,妥協を許さない600mmだとノートリミングで行ける機会が増えます。
羽田空港第3ターミナルビルからも結構寄ることができます。サンニッパを使っていた時は結構遠いなと感じていましたがこれだけ寄れると楽しいです。
②テレコン利用がとても便利
また,テレコンを使った時にもマスターレンズであるレンズの焦点距離が長い方が圧倒的に有利だと感じました。
400mm×2=800mmと 600mm×2=1200mm の差は野鳥撮影では大きな差になります。
ここはちょっと…という点
①値段が高い
このレンズの新品価格は100万オーバーですが,中古だと70万円台で買えると思います。(購入するサイトや時期にもよりますが…)
とはいえ,70万円でも高いと思います。RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは35万円くらいで買えるので倍以上ということになります。でも,写りやこのレンズを購入したことによって得られる体験は倍以上の価値があると思います。
また,新しいレンズを買わなくていいやという気持ちになります。レンズ沼に入らなくていいということを考えると逆にいいのかもしれません。
②周辺機器も高い
先ほどのカメラバッグもそうですが,持ち運ぶだけでも大きな入れ物が必要になります。つまりレンズに関わる周辺機器を買い替える必要が出てくるのです。小さめのレンズからのステップアップの場合,三脚や雲台も軽いもの用を使っていることが多いので耐荷重の大きなものを使用する必要があります。
私は,レオフォトの365CEXとBV-15というビデオ雲台を使用していますが,まあそこそこといった感じです。これも例えばジッヅォとかリアリーライトスタッフの製品を使用すれば安定感はさらに増すのだとは思いますが,予算的に後回しになっています。
総括
写りのよさをもとめる人で,予算の都合が合うのであればぜひ購入をオススメします。ほかのレンズを買いたいという欲求が薄れていきますよ。私もこのレンズでたくさんの写真を撮って情報を発信していこうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。 byポイガジェ(@poi_gadget)
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